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融蜜をめぐって...(ミツバチの会話12) 21:36

かな〜り久しぶりとなってしまいました、女王さまの登場です〜(笑)

 

-----

 

女王バチ「ちょっとあんたんたち!」

 

働きバチ「は、はぁ」

 

女王バチ「相変わらず気が抜けた返事、そんなことだから融蜜が目標に達しないのよ!」

 

働きバチ「はぁ、蜜を借りてくれそうなところには飛んで行っているのですが…なかなか…」

 

女王バチ「うちは蜜の融資で成り立っているのよ、貸さなきゃメシ食えないの、わかる?」

 

働きバチ「はぁ」

 

女王バチ「あんたいくら給与蜜もらっているか分かる? 融蜜とらなきゃハチの巣のみんなが困るのよ」

 

働きバチ「・・・」

 

女王バチ「融蜜できないなら、あんたの羽をむしってハチの巣から落としてやるわよ!」

 

働きバチ「や、やります!」

 

女王バチ「もっと頭使いなさい、ったく! 来週の報告期待してるわよ、さっさと営業行きなさい!」

 

・・・


働きバチ「ふぅっ、良いお客は大手ハチの巣の得意先だし、うちみたいな地方ハチの巣からは借りてくれないよ」

 

スズメバチ「おい、ミツバチよ」

 

働きバチ「うわっ、天敵のスズメバチだ! あっちいけ、みんなを呼ぶぞ!」

 

スズメバチ「まてまて、今日は良い話だ」

 

働きバチ「はぁ?」

 

スズメバチ「手を組まないか? 俺がお前のところの蜜の借り手を紹介していやるからよ、融蜜してほしい」

 

働きバチ「怪しいぞ、突然」

 

スズメバチ「まぁ聞けよ、オレらが“スズメの馬車”ってシェアハチの巣を作ってよ、それをオーナーに売るんだ」

 

働きバチ「シェアハチの巣?」

 

スズメバチ「複数のハチで住むレンタルハチの巣だ。それをオレらが賃貸管理して家賃からオーナーは利益を得て返済する仕組みだ」

 

働きバチ「へぇ、そんなビジネスがあるのか」

 

スズメバチ「なんといってもオレらスズメバチがやってるビジネスだから、オーナーも安心してくれる」

 

働きバチ「な、なるほどね」

 

スズメバチ「このビジネスのためにシェアハチの巣が必要でね、その建設費用をオーナーに融蜜してほしい」

 

働きバチ「そのオーナー、うちの融蜜審査に通るのか?」

 

スズメバチ「そこよ、うちが儲かるために市場価格よりうんと高く買ってもらうからなぁ、厳しいだろう」

 

働きバチ「おいおい、そりゃ無理だろう、融蜜できないならこの話は進まない」

 

スズメバチ「そこを相談だ、審査はうまく通るようにしてやる」

 

働きバチ「・・・」

 

スズメバチ「簡単だ、オーナーは実際より大蜜持ちだってみせてやるのさ、返済能力は十分だってな」

 

働きバチ「どうやって?」

 

スズメバチ「オーナーの預蜜残高を実際より増やすように改ざんをして、返済能力が十分だとして書類提出とかね」

 

働きバチ「詐欺じゃないか!」

 

スズメバチ「ちゃんと返済してくれたら問題ないだろ? お前もオレもハチの巣内での評価が上がるんだ、文句あるか?」

 

働きバチ「わ、わかった、やるよ」

 

スズメバチ「よし決まりだ、ではこの融蜜の案件から頼むぜ」


・・・


女王バチ「あら、突然成績が良いじゃないの、どうしたの?」

 

働きバチ「が、頑張っております」

 

女王バチ「そうよ、もっともっとお客見つけて蜜を貸しなさい、やればできるの、死ぬ気でやりなさい!」

 

働きバチ「は、はぁ」

 

女王バチ「あいかわらずの気の抜けた返事ね、しっかりなさい、羽むしるわよ!」

 

働きバチ「はひ〜っ!」

 

 

・・・(しばらくスズメバチとの関係が続いた)

 


スズメバチ「おい、働きバチ」

 

働きバチ「どうした、もうかなりの融蜜をやったぞ、次の案件か?」

 

スズメバチ「違う、すまん、シェアハチの巣のビジネスがうまくいかなくてなぁ、オレらハチの巣が崩壊してね」

 

働きバチ「?」

 

スズメバチ「オーナーに利益を約束していたが、満足に払えてない。お前のところの融蜜、返済滞るぞ」

 

働きバチ「おいおい、そりゃ困るぞ! 無理して貸してやったのに」

 

スズメバチ「オレらがあまりの強面だったのか、借り手がなかなか集まらずになぁ、すまん」

 

 

Buuuuuuuuun

 

 

働きバチ「行っちゃった、でもこれやばいよね」


・・・


女王バチ「ちょっとあんたたち! 融蜜先からの返済がたくさん滞ってるわよ、どういうこと!」

 

働きバチ「・・・」

 

女王バチ「マスコミがたくさん押しかけてるけど、どういうこと?」

 

働きバチ「は、はい、蜜融庁も調査に動いてるようです」

 

女王バチ「なんですって!」

 

働きバチ「法令違反だ! 不正な貸し出しだっ! とんでもないハチの巣だ!って」

 

女王バチ「・・・」

 

働きバチ「融蜜業務、業務停止命令だそうですよ!」

 

女王バチ「・・・」

 

働きバチ「はぁ、こりゃ相当なダメージですねぇ、女王さま、このままだと…」

 

女王バチ「女王廃止とか言いたいの?」

 

働きバチ「一時は蜜融庁からも参考にすべき融蜜ハチの巣って言われてましたのに、巷では虚像だったって大騒ぎ」

 

女王バチ「なっ! あんたたち、利益あげてナンボでしょ!」

 

働きバチ「あ、それそれ、パワハラ常態化のハチの巣だってすごい叩かれてますしね、ふふふ」

 

女王バチ「きぃいいいいっ 私は女王よ〜!」

 

-----

 

ス○ガ銀行、どうなるでしょうか...ね。

 

 

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ブラック蜂の巣 (ミツバチの会話11) 23:04

 久しぶりに女王様の登場です^^

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働きバチ「今日も残業だ...毎日、毎日これじゃたまらないよな...」

女王バチ「・・・・・」

働きバチ「寝る時間さえ困るぐらいだ、ったくっ...」

女王バチ「・・・・・」

働きバチ「それに加えて残業代もないもんなぁ、ほんとただ働きだよ...」

女王バチ「・・・・・」

働きバチ「巷じゃこんな労働環境はブラック蜂の巣なんて言われているみたいだけど、うちもだよな...」

女王バチ「・・・・・」

働きバチ「あ〜あ、やってらんねぇよ、ちっ、何が女王だっ、ちやほやされやがって、くそがっ!」

女王バチ「ちょっとあんた達っ! さっきから何ぼそぼそ言ってんのっ!」

働きバチ「あっ、女王さま、いつからそ、そこに?」

女王バチ「ずっと聞いてたわよ、「ちっ、何が女王だっ、くそがっ!」って、聞こえたのは気のせい?」

働きバチ「あ、いや、その、あの、その、いえ、その・・・」

女王バチ「ふん、まぁいいわ、ところで何あんたたちここで油売ってんのよ」

働きバチ「あ、はい、すみません」

女王バチ「すみませんじゃないわよ、あんた達の仕事は蜜を集めてくることよ、話すことじゃないのっ!」

働きバチ「はひっ あ、でも...」

女王バチ「何よ、文句あるのかしら?」

働きバチ「もう朝早くから遅くまで休みなしの連日勤務、もうクタクタなんですよ」

女王バチ「当然よ、働きバチなんだから、何言ってるの?」

働きバチ「いえ、最近では働きバチにも適正な労働環境が求められてまして...」

女王バチ「はぁ? 馬鹿言ってんじゃないわよ、蜂の巣のために四六時中働くなんて当然でしょ!」

働きバチ「でも、1日8時間、週に40時間を超えない労働環境って決められてるんですよ」

女王バチ「だから?」

働きバチ「ですから、そもそも週40時間、それを超えて労働させることは禁止されてるんです」

女王バチ「禁止ねぇ」

働きバチ「そこで残業をさせる場合には、事前に働きバチ代表と協定が必要なんです」

女王バチ「協定?」

働きバチ「そうです、36協定といって時間外労働ができるよう予め協定を締結するんです、これがないと違法です」

女王バチ「そうなの?」

働きバチ「そうです、なので早速36協定を締結して、残業はしますから、時間外手当、おいしい時間外手当蜜を下さい^^」

女王バチ「まったく、その程度の考え、低レベルの意識だからダメなのよ」

働きバチ「えっ!?」

女王バチ「あのね、あなた自分だけのことを考えてそんなこと言ってたらダメよ、分かる?」

働きバチ「いえ、別に私だけの...」

女王バチ「この蜂の巣には多くのハチがいるの、みんな一所懸命働いているのに、あなただけ自分さえ良ければ、なの?」

働きバチ「いえ、そんなつもりは」

女王バチ「みんなの大事なこの蜂の巣のことを考えたら、普通そんな考えにはならないわよ?」

働きバチ「・・・・・」

女王バチ「まだまだ意識レベルが低いわね、私の書いた「蜂の巣に捧げる」この本をしっかり暗記しなさい!」

働きバチ「ええっ!」

女王バチ「暗記しているかどうか、テストするから、いいわねっ!」

働きバチ「は、はい...」

女王バチ「あ、それから私の名前で“蜂の巣支援活動”をやってるの、知ってる?」

働きバチ「あ、はい、出来立ての蜂の巣に蜜を送ったり働きバチの教育など支援されているそうで」

女王バチ「偉いわね、よく知ってるわ。では、あなたの給料蜜から寄付金を控除しとくから、いいわねっ!」

働きバチ「ええっ! ちょっと困りますけど、ただでさえ少ないのに...」

女王バチ「何? 私の高貴な慈善活動に協力できない? いいわ、今日はゆっくり話しましょ、帰さないわよ、覚悟しなさい」

働きバチ「あ、いえいえ、もちろん寄付します!」

女王バチ「そうよね、安心したわ。よし、では、そろそろ集蜜活動行ってきなさい!」

働きバチ「は、はい...」

女王バチ「何その返事は、まったく元気ないんだから...」



buuuuuuun


働きバチ「はぁ、クタクタな上に精神的にもこれじゃたまらない...」


buuuuuuun


働きバチ「ぜったい、うちの蜂の巣はブラック蜂の巣...だ、はぁ、はぁ、はぁ」


buuuuuuun


働きバチ「あれ、なんだか目の前が暗くなってきた、あれ、あれ、れ、れ・・・」


bu....bu.......ブラックアウト(意識が遠のく)....



 

 

女王バチ「ちょっと、あいつ帰ってこないじゃないっ! 何やってんの!」

女王バチ「まぁ、いいわ、いくらでも働きバチはいるから、ふふふ」


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ブラック企業という言葉が広まりつつありますが、表に出てくる情報のみでは真実は見えてないかもしれませんね。

ともあれ、その職場環境で自分が成長できる機会があるかどうか、次に活かせるかどうか、という視点も加味しつつ立ち回る必要があると思います。

中には、あの会社で○年やれたんなら使える、なんて転職時に評価される場合もあるそうですから。
(だからってブラック企業を肯定しているわけではございません、あしからず)





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損失飛ばし−2(ミツバチの会話10) 11:39
文章が長くて1記事に入らずに2記事にしています。
まずは「損失飛ばし−1 」よりお読みください。

損失飛ばし−1 (ミツバチの会話10)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=795
 

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<西洋バチに実権が>

 

 

 

西洋バチ「私は当蜂の巣の家族的な雰囲気が大好きデス、ヨロシクデス」

 

女王バチ「よろしく頼むわね」

 

働きバチ「よろしくお願いします」

 

西洋バチ「では、いろいろと会社の状態を見させてもらいマース」

 

働きバチ「はい...

 

 

 

 

西洋バチ「これはどういうことデスカ?」

 

働きバチ「なんでしょうか」

 

西洋バチ「この3蜂の巣を買収する資金がオカシイデス」

 

働きバチ「(どきっ!)そ、そうですかねぇ。それだけの価値があるのでは?」

 

西洋バチ「私の調べたところこんな価値はまったくアリマセン」

 

働きバチ「そ、そうかなぁ、あはは、あはは」

 

西洋バチ「お金の流れが不透明デス、何か私にカクシテイル?」

 

働きバチ「専門家の声も聞いてですねぇ、はい、なので、その・・・」

 

西洋バチ「もっとしっかりとした資料を準備してクダサイ、アレ、コレ・・・」

 

働きバチ「は、はいお待ちください」

 

 

 

 

働きバチ「じょ、じょ、じょっ、女王さまぁ!!!」

 

女王バチ「なによ騒がしい!」

 

働きバチ「西洋バチが、例のファンドを使った損失飛ばしを調べてます!」

 

女王バチ「なんですって!?」

 

働きバチ「あれやこれや資料を出せって。バレてしまいますよ!」

 

女王バチ「ま、まずいわ」

 

働きバチ「表面化してしまったら、不正経理だと騒がれますよ!」

 

女王バチ「わかってるわよ、下手したら...

 

働きバチ「女王廃止(上場廃止)です!」

 

女王バチ「そうよ、分かっているならあんたどうにかしなさい!」

 

働きバチ「だから、西洋バチにまかせるのは悪い予感がしたんですよ」

 

女王バチ「あんたの予感なんて当てにできるものですか、どうするのよ!」

 

働きバチ「西洋バチの実権を奪いましょう、そしたらなんとかなりますよ」

 

女王バチ「だけど、就任から数ヶ月でそんなことしたら目立つわね」

 

働きバチ「背に腹変えられません!」

 

女王バチ「そ、そうね、やるしかないわね! 役員から追放するのよ」

 

働きバチ「はい、ではそのように」

 

女王バチ「日本の社風に会わないとかなんとか、理由はうまく言いなさい!」

 

 

 

 

<西洋バチ、実権奪われ降格>

 

 

 

 

働きバチ「じ、じ、じょ ゴホッ 女王さまぁ!!」

 

女王バチ「何よ、いつもいつもうるさいわね!」

 

働きバチ「西洋バチがマスコミにリークしました、この蜂の巣はおかしいって」

 

女王バチ「なんですって!」

 

働きバチ「3蜂の巣の買収経緯が不透明だと、マスコミも騒いでます」

 

女王バチ「なんてこと、こうなれば権力で対抗よ、クマバチ議員を呼んで」

 

働きバチ「秘書が出て、不在というばかりで」

 

女王バチ「きぃ〜っ、いつも役立たずよね」

 

働きバチ「なんだか捜査機関も動き出す気配が...

 

女王バチ「私の身の潔白をアピールするわよ」

 

働きバチ「あ、投蜜取引所がうちを監理銘柄に指定しました!」

 

女王バチ「・・・」

 

働きバチ「第三者委員会を設置して、全容を究明するように圧力を受けてます」

 

女王バチ「ここまでうまく来たのに、損失処理もほぼ終わったところなのに...」

 

働きバチ「ドロバチ先生との関係も報道されてます!」

 

女王バチ「私の時代は終わったのかしら?」

 

働きバチ「急落した株価の責任をとれと株主代表者訴訟が...」

 

女王バチ「実は、先代女王バチ達がやったことよ、私は関係ないのよ!」

 

働きバチ「そんな言い逃れは難しいですよ」

 

女王バチ「だってバチかぶるなんていやよ」

 

働きバチ「そんなこと言うからバチが当たるんです!」

 

女王バチ「うっ」

 

働きバチ「女王様、もうなるようにしかならないですよ」

 

女王バチ「私は女王よ〜」

 

働きバチ「こうなると威光も何もないなぁ...」

 

女王バチ「あんたも同罪だからね、他人事なんて言わせないわよ!」

 

働きバチ「ひゃ〜っ、私も言われたことやっただけ〜っ!」

 

 

 

----------

 

 

 

オリ○パスのカメラは所有してますし、前から好きなメーカーです。

なんとか風通しの良い社風となって、イメージともども復活してほしいものです。





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損失飛ばし−1 (ミツバチの会話10) 11:14

先日年末のご挨拶に行きました際、大先輩より「最近ミツバチの会話がないね」という話がありまして、「確かにそうだなぁ」と久しぶりに作ろうと思い立ったところです。

 

そこで題材は何にしようと考えますと、最近経済界で話題となりましたオリ○パスが真っ先に頭をよぎりましたもので、その内容でいつものように女王バチと働きバチの会話を作ってみました^^

まぁ内容が実際と違うところがあるかもしれませんが、それはご愛嬌で読んでください。

 

 

 

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<バブル経済以前...

 

 

 

働きバチ「女王さま」

 

女王バチ「あら、いつもとちがって凛々しい雰囲気ね」

 

働きバチ「ええ、うちも医療用や写真用カメラで大手の蜂の巣として地位を固めました」

 

女王バチ「そうよ、女王である私のおかげね」

 

働きバチ「あ、はい...(ったく)」

 

女王バチ「ん? ったくって聞こえなかった?」

 

働きバチ「え? 聞き間違いでは?」

 

女王バチ「いいわ、あなたの言うとおり事業は順調よ、ここは余剰蜂蜜を活用よ」

 

働きバチ「といいますと?」

 

女王バチ「投蜜をするのよ、他の蜂の巣の株買ったり、高金利に預けたり^^

 

働きバチ「大丈夫ですか?」

 

女王バチ「どこもやっていることよ、それに無駄に蜜を眠らせたら株主の声が怖いわ」

 

働きバチ「はぁ」

 

女王バチ「ふん、分からないわね、いいわ、私がやるからあなたは蜜探しに行きなさい!」

 

働きバチ「ええっ! 勝手にやっちゃうんですか?」

 

女王バチ「なによ、私が女王よ、文句あるの!?」

 

働きバチ「ひえっ、蜜探しに行ってきますぅ〜」

 

 

 

<バブル経済絶好調>

 

 

 

女王バチ「うふふ」

 

働きバチ「ど、どうされたのです?」

 

女王バチ「どう? 投蜜した分がこんなり利益を生んだわよ、さすがでしょ」

 

働きバチ「たしかに株高ブームですしね、凄い運用益ですね」

 

女王バチ「おかげで好決算、本業より儲かるわ、あなたもっと蜜集め頑張らないと、おほほ」

 

働きバチ「ちゃんと事業も拡大してます!」

 

女王バチ「まぁいいわ、さらに投蜜を増やすわよ! うふふ」

 

働きバチ「うわ、なんだか欲の張った怖い顔ぉ」

 

女王バチ「うるさい! 早く蜜を探しに行きな!!」

 

働きバチ「ひゃぁ!」

 

 

 

<バブル崩壊!>

 

 

 

働きバチ「女王様、経済界が大揺れですね」

 

女王バチ「分かってるわよ、ったくそんなこと、ブツブツ」

 

働きバチ「どうしたんですか? なんだか焦ってあるようですけど」

 

女王バチ「あなたには関係ないわよ」

 

働きバチ「ええと、その様子では、さては投蜜が怪しくなったとか?」

 

女王バチ「(ドキっ!)」

 

働きバチ「図星ですね、どうなってるんです?」

 

女王バチ「投蜜時より、今は大幅に下がってるわ、このままでは大幅な評価損よ」

 

働きバチ「あら、だから勝手にやるのはどうかって」

 

女王バチ「うるさいわね、でもそんな評価損出したら株主から突き上げられるわ」

 

働きバチ「まぁ当然ですね」

 

女王バチ「癪に障るわねぇ、どうしたらいいか考えなさい!」

 

働きバチ「ええっ、私が?」

 

女王バチ「役員バチにしてあげるわ、ここまで知ったら同罪よ!」

 

働きバチ「あわあっ、ひどい、同罪なんて! どうしよどうしよ」

 

女王バチ「その慌てようでは知恵は出ないわね、こうなれば外部から意見を聞くか・・・」

 

 

 

働きバチ「じ、女王さまぁ!」

 

女王バチ「何ようるさいわね!」

 

働きバチ「あら、この2、3日で痩せました?」

 

女王バチ「卵も産めてないわよ、ってどうでもいいわよ、ところで何よ!!」

 

働きバチ「女王様、ちょうど証蜜会社のOBというドロバチ先生がお見えです」

 

女王バチ「ん?」

 

働きバチ「なんでもお困りのはずだからと、話がしたいそうです」

 

女王バチ「・・・」

 

 

 

ドロバチ「女王様、御蜂の巣もお困りではという噂があり参上しました」

 

女王バチ「噂? どういうこと?」

 

ドロバチ「はい、御蜂の巣は投蜜に積極的でしたから、バブル崩壊の影響が大きいと」

 

女王バチ「ふん、そんなことないわよ、私投蜜がうまいの!」

 

ドロバチ「私は味方ですよ、すべて教えてください」

 

女王バチ「・・・、どうするのよ」

 

ドロバチ「私が指南する方法は完璧です、その前に報酬のお約束を...

 

女王バチ「しっかりしてるわね、いいわよ、きっちり処理してくれるなら弾むわよ」

 

ドロバチ「有難うございます、それでは元本割れしている投蜜を売りましょう」

 

女王バチ「馬鹿ね、そんなことしたら売却損じゃないの!」

 

ドロバチ「いえいえ、簿価、買値で売るのです」

 

女王バチ「買値で? 確かに損は出ないけど買うところあるの?」

 

ドロバチ「私がつくってもいいです」

 

女王バチ「?」

 

ドロバチ「海外にファンドを設立します、そのファンドに買わせるのです」

 

女王バチ「ファンドを作る?」

 

ドロバチ「そのファンドに簿価で買わせるといいでしょ?」

 

女王バチ「ファンドが購入する蜜はどこが工面するの? 出せないわよ」

 

ドロバチ「恩蜂の巣には事業用の蜜が十分あります、海外銀行に預けましょう」

 

女王バチ「?」

 

ドロバチ「預蜜残高をもって、ファンドの債務保証を結んでください」

 

女王バチ「その預蜜を担保にして自分の元本割れ投蜜を買うわけね?」

 

ドロバチ「さすが、話が早い」

 

女王バチ「確かにそれなら赤字は出ないわね、でも監査は大丈夫かしら?」

 

ドロバチ「海外銀行での債務保証、うまくやれば簡単には分かりません」

 

女王バチ「なるほどね、高金利だったから預けているとでもいえば説明できるわね」

 

ドロバチ「そのとおりです」

 

女王バチ「よし、それはいい手だわ」

 

ドロバチ「ありがとうございます」

 

女王バチ「では報酬ね、本業からの出費は目立つわよね」

 

ドロバチ「それも考えております」

 

女王バチ「抜かりないわねぇ」

 

ドロバチ「いずれファンドの損失を補填しなければ、預金が担保として抑えられます」

 

女王バチ「そうよ、それはまずいわ」

 

ドロバチ「そこで本業に関係する蜂の巣をファンドで安くいくつか買います」

 

女王バチ「それで?」

 

ドロバチ「その蜂の巣の株を本業で高値購入してください、そこで利益を生みます」

 

女王バチ「なるほど、未上場の株なら価格なんて分からないし説明しやすいわ」

 

ドロバチ「ご明察です。私は高値購入での利益から報酬をいただきます」

 

女王バチ「本業からは見えない支出ね、うまいこと考えるわね」

 

ドロバチ「ありがとうございます」

 

女王バチ「ではさっそくとりかかって頂戴!」

 

ドロバチ「ははっ、それでは」

 

 

 

働きバチ「長い打合せだったようですね」

 

女王バチ「そうね」

 

働きバチ「妙案でしたか? ドロバチ先生の話は」

 

女王バチ「それしかない、という感じね。あんた、すぐにこれにとりかかって!」

 

働きバチ「・・・海外銀行に資金移動ですか?」

 

女王バチ「そうよ、金利が少しいいでしょ、そういう説明でいいからやりなさい」

 

働きバチ「は、はい!」

 

 

 

<数年後>

 

 

 

女王バチ「特に医療用カメラでは磐石の地位になったわ、さすがあたしよね〜」

 

働きバチ「一時はどうなることかと」

 

女王バチ「うふふ、さてほぼ投資損失も補填できたわね」

 

働きバチ「はい、先般の3蜂の巣をファンドから購入する流れでほぼ決着ですね」

 

女王バチ「一安心ね、ではそろそろあたしも会長になろうかしら」

 

働きバチ「ではどなたが後任で?、私ですか?」

 

女王バチ「あんたじゃないわ! めきめき頭角を現した子蜂の巣から呼ぶわよ」

 

働きバチ「子蜂の巣から?」

 

女王バチ「そうよ、ヨーロッパ事業蜂の巣の西洋バチよ」

 

働きバチ「へぇ! 当蜂の巣もいよいよグローバルって感じですね」

 

女王バチ「いい考えでしょ?」

 

働きバチ「さぁどうでしょうかねぇ、なんだか悪い予感がするもので」

 

女王バチ「ふん、自分がなれないからあって嫉妬しないのよ?」

 

働きバチ「そうなのかなぁ」

 

女王バチ「決まりよ、西洋バチに打診しなさい!」

 

 
(つづきます)


損失飛ばし−2 (ミツバチの会話10)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=796





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ミツバチの会話アーカイブ^^ 10:20
過去のミツバチの会話を集めときました。
統一感ないところもありますが、ま、笑ってみてやってください^^
 

1) 早い開花とミツバチの会話^^
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=6

2) ミツバチの会話(2)「利益水増し?」
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=7

3) ミツバチも過労死? ミツバチの会話(3)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=9

4) 循環取引? ミツバチの会話(4)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=10

5) ええっ!? 上場廃止見送り? ミツバチの会話(5)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=12

6) 危険なM&A ミツバチの会話(6)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=13

7) 女王様 外来種語レッスンを始める...の巻(ミツバチの会話7)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=16

8) 金融危機直撃の不動産業界(ミツバチの会話8)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=18

9) 巨額の売上粉飾 (ミツバチの会話9)
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=290

http://yuttari.diy-sound.net/?eid=291





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巨額の売上粉飾 (ミツバチの会話9)−1 18:00
 

女王バチ「ちょっとあんたたち!」

 

働きバチ「はぁ?」

 

女王バチ「相変わらず気の抜けた返事ね、まぁいいわ、ところで上場目前ね」

 

働きバチ「はい、売上も伸びてきましたが...」

 

女王バチ「なによ、困った顔して」

 

働きバチ「景気の影響もありまして、なかなか計画通りの売上では...」

女王バチ「世界に誇れる技術があるのよ、精密蜂の巣エッチングマシン、売れるでしょ」

 

働きバチ「はぁ、でもなかなか...」

 

女王バチ「ふん、頼りないわね」

 

働きバチ「すみません、でもこれでは上場できるかどうか...」

 

女王バチ「大丈夫、売上は伸びるわ、まかせておきなさい!」

 

働きバチ「はぁ」

 

女王バチ「気が抜けた返事ね、さっさと蜜集めに行きなさい!」

 

働きバチ「はひ〜っ!」

 


(上場前・売り上げ増大)



 

 

女王バチ「どう、あんたんたち、この売上!」

 

働きバチ「すごい、さすがは女王様!」

 

女王バチ「これで文句なく上場審査はパスするでしょ」

 

働きバチ「そうですね、売上拡大から事業性も継続性も評価されますよ」

 

女王バチ「当然よ、ふふふ」

 

働きバチ「女王様、でも入金はいつごろに...」

 

女王バチ「大丈夫よ、精密蜂の巣エッチングマシンで蜂の巣が完成したら代金が入るわ」

 

働きバチ「そうですか...資金繰りが厳しくて」

 

女王バチ「これだけの売掛債権があるのだから、一時的に借りてでもまわしなさい!」

 

働きバチ「はぁ」

 

 

 

(監査)

 

 

 

監査バチ「いろいろと調べておりますが、売掛金が売上の倍ぐらいありますね」

 

女王バチ「それがどうかしたの?」

 

監査バチ「通常はそのようなことはありません」

 

女王バチ「しょうがないじゃない、そういうビジネス形態よ」

 

監査バチ「・・・」

 

女王バチ「あのね、代金はかなり後で入金することが多いのよ」

 

監査バチ「しかし、年間売上高の2倍ほどの売掛金とは少々異常では」

 

女王バチ「そういう業態としか言いようがないわ」

 

監査バチ「そうですか」

 

 

-----
 

監査では、取引先に残高照合依頼を実施する。

 

つまりは、

 

「こちらでは売掛金としてこれだけ計上してますが、そちらではその分の買掛金(未払金)等として支払うべき債務として認識された金額はいくらありますか?」

 

といった書類を発送して、その回答をもらって会計上の計上が適切かを調べている。

 

今回の件では監査時にそういう行為がまず適切に行われていたか、相手企業が海外企業であるために何か書類上の不備が結果的に発生したか、または相手先企業も加担していたか、監査法人(公認会計士)の監査内容が適切かも含め、責任追及も進むものと思われる。

 

----
 

 

女王バチ「どう、問題ある?」

 

監査バチ「・・・」

 

女王バチ「高い金払っているんだから、はっきりしなさいよ!」

 

監査バチ「わ、わかりました、監査証明出しましょう」

 

女王バチ「当然よ!」

 


つづく

巨額の売上粉飾 (ミツバチの会話9)−2
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=291





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巨額の売上粉飾 (ミツバチの会話9)−2 18:00
前回は

巨額の売上粉飾 (ミツバチの会話9)−1
http://yuttari.diy-sound.net/?eid=290
 

(株式公開・上場)


 

 

働きバチ「女王様、おめでとうございます! 上場ですね!」

 

女王バチ「おほほ、私も女王バチ、いえ上場バチだわっ」

 

働きバチ「さ、さすがお上手ですね!...さむっ」

 

女王バチ「ん、何か言った?」

 

働きバチ「い、いえいえ、そういえばクマバチ議員からもお祝いが届いてましたよ」

 

女王バチ「だいぶんと蜜も寄付したからねぇ、当然といえば当然だわ」

 

働きバチ「困ったことがあったら言いなさいって言われてました」

 

女王バチ「あら、そう、心強いわね」

 

働きバチ「と、ところで女王様」

 

女王バチ「ん、なによ」

 

働きバチ「上場したということは、株を売れるってことでしょ? 大金持ちですね」

 

女王バチ「ところがロックアップがかかっているから、売れるのは半年後よ」

 

働きバチ「そうですか、それでも楽しみですね」

 

女王バチ「おほほ、そうね、最低限の株主比率を維持して売ろうかしらね」

 

働きバチ「ということは、売れるのは5月19日ですね」

 

女王バチ「あなたも持ち株を売るつもりね?」

 

働きバチ「えへへ」

 

女王バチ「高く売るためにも、業績を上げて株価を上げるのよ!」

 

働きバチ「ですよね、えへへ」

 

女王バチ「だったらにやけてないで蜜集めに行きなさい!」

 

働きバチ「はひ〜っ」

 



(順調に株価も上がっていく・・・)

 

 

 

働きバチ「じょ、女王様!」

 

女王バチ「なによ慌てて」

 

働きバチ「うちが粉飾ではないかって噂が出ているみたいです」

 

女王バチ「どういうこと!?」

 

働きバチ「上場審査時にも、架空売上だなんてタレこみもあったみたいですが・・・」

 

女王バチ「でも審査はパスしたじゃない! ちゃんと審査されての上場よ!」

 

働きバチ「はぁ、でも変な噂は株価に影響しますよ」

 

女王バチ「そう、まずいわね...」

 

働きバチ「やっぱり売掛金の巨額残が目立っているのでは...」

 

女王バチ「あんたまでそんなこと言うのっ! 大丈夫よ!」

 

働きバチ「実際に営業キャッシュフローは大きなマイナスで資金繰りは厳しいです」

 

女王バチ「そのうち入金するわよ!」

 

働きバチ「しかし...」

 

女王バチ「今月の19日よ、株が売れるのはもう少し、噂なんて無視してなさい」

 

働きバチ「はぁ…」

 


 


(ついに粉飾が・・・)
 

 

 

働きバチ「じょ、じょ、女王さま〜っ!!」

 

女王バチ「ちょっと何よ、騒がしいわね!」

 

働きバチ「しょ、しょ、しょ、うわ〜っ」

 

女王バチ「何取り乱してんのよ!しっかりしなさい!」

 

働きバチ「証券取引等監視委員会が上場時に粉飾決算の疑いがあると調査に来ました!」

 

女王バチ「ひっ、えっ、しょっ、ちょっ」

 

働きバチ「女王様、取り乱しすぎですよ!」

 

女王バチ「な、なんで〜っ」

 

働きバチ「やっぱり粉飾なんですかっ!」

 

女王バチ「やっぱりとは何よやっぱりとは!」

 

働きバチ「でも…」

 

女王バチ「クマバチ議員に連絡とりなさい! こうなったら圧力をかけるしかないわ」

 

働きバチ「は、はいっ  ・・・・」

 

女王バチ「どうしたの!」

 

働きバチ「秘書バチが、犯罪者とのかかわりは持てませんって…」

 

女王バチ「勝手に犯罪者と決めつけないでほしいわ、役立たず!」

 

働きバチ「どうしますか? かなり調べ上げてきている感じですよ」

 

女王バチ「うぬぬ、もうすぐ株を売れたのに...」

 

働きバチ「無実なんでしょ、粉飾じゃないんでしょ?」

 

女王バチ「おのれ、ロックアップ解除直前に捜査とは、株を売らせないということかっ」

 

働きバチ「ま、まさか...やっぱり粉飾なんですか?」

 

女王バチ「うるさいわねっ、だったら何よ、それどころではないわっ」

 

働きバチ「ええ!? やっぱり...(がっくり)」

 

女王バチ「上場から7カ月で上場廃止なんて不名誉極まりないわね、きぃ〜っ!」
 

働きバチ「どれぐらいの粉飾なんですか...」

 

女王バチ「そうね、ざっと100億蜜ぐらいかしら、もっとかな、貯まったものよねぇ」

 

働きバチ「売上が120億蜜ぐらいですから、約1年分の売上相当が粉飾ですか...」

 

女王バチ「簡単に言えばそうね...」

 

働きバチ「上場審査時から粉飾ですし、規模的にも...これじゃ間違いなく...」

 

女王バチ「なにが言いたいのよっ」

 

働きバチ「間違いなく、上場廃止、いや女王廃止です!」

 

女王バチ「自主報告すれば、情状酌量で女王酌量ってならないかしら」

 

働きバチ「なりません!」

 

女王バチ「そんなきっぱりと…あたしは女王よ〜」

 

働きバチ「いえ、女王廃止ですっ、さよなら!」

 

女王バチ「あ〜、待って〜っ・・・」

 

 

 

ということで、200911月に上場したFOI社でしたが、上場に際し、粉飾決算を行った疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は2010512日午前、金融商品取引法違反(有価証券届出書などの虚偽記載)の容疑で同社などの捜索を開始。

 

その後118億円の申告売上に対して約100億円が粉飾という極めて悪質な粉飾と断定し、東京証券取引所は518日から618日まで整理銘柄に指定の後619日上場廃止と決定しました。

 

21日、上記上場廃止をうけて事業継続が不可能として、破産手続開始の申し立てを行い、東京地裁の決定を受けたことにより、上場廃止日が615日に繰り上がりました。

 

 

100億円の粉飾ながら、売上の水増しという方法としては単純なもののような感じがします。こんな粉飾を本当に監査法人ならびに主幹事証券会社が見抜けなかったのか?とかなり疑問を持ちますが、監査法人や主幹事証券会社よりに考えると、粉飾の売掛債権となった取引先も加担しており書類上の不備がまったくなかったということも?

 

ま、わかりませんがタレ込みがあったことを考えれば、あまり手が込んでないのかな〜なんて思います。ま、今後判明するものと。





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金融危機直撃の不動産業界(ミツバチの会話8) 23:07

(旧ゆったりねっとからの移行記事)  

(数年前)

女王バチ「ちょっとあんたたちっ!」

働きバチ「はぁ」

女王バチ「毎回気の抜けた返事だわねぇ」

働きバチ「す、すみません...」

女王バチ「まぁいいわ、やっと不動産市場も上向きね」

働きバチ「はい、やっと地価も上昇に転じました」

女王バチ「私たち日本綜合bee所も事業拡大のときよ!」

働きバチ「はい!」




(姉歯事件・・・)



働きバチ「じょ、女王様さま〜っ!」

女王バチ「なによ騒がしい」

働きバチ「耐震強度偽造問題が世間を騒がせてます!」

女王バチ「なんですって!? うちの物件も?」

働きバチ「いえ、当社のハニカム構造マンションは強固で大丈夫です」

女王バチ「なら安心ね」

働きバチ「それが...」

女王バチ「どうしたの、浮かない顔して」

働きバチ「建築基準法を改正するとかで、工事認可が大幅に遅れる見込みです」

女王バチ「ええっ、好景気でどんどん建築申請中だったじゃないの」

働きバチ「はい、いずれも保留状態です」

女王バチ「クマバチ議員から圧力かけてもらいなさい!」

働きバチ「はい、それが公設秘書バチが出るだけで...」

女王バチ「まったく蜜を貢いでも役立たずね、蜜月関係ってあるのかしら」

働きバチ「残念ながら、ないでしょうね」

女王バチ「うるさいわね、仕方ない、ここは経費削減で耐えるわよ!」

働きバチ「・・・」

女王バチ「明日から給与蜜を2割カットね」

働きバチ「ぎゃぁ、いつも私たちだけ〜」




(好景気)




女王バチ「ふぅ、耐震強度偽造問題も落ち着いて助かったわ」

働きバチ「そうですね、順調に蜂の巣マンション、売れてます」

女王バチ「よし、さらなる事業拡大、採用内定を急ぎなさい!」

働きバチ「はは、そう言われると思いましてめぼしい若いミツバチを...」

女王バチ「分かるようになってきたわね、よしよし」

働きバチ「ありがとうございます」

女王バチ「近く、役員バチにしてあげるわ」

働きバチ「ははっ、光栄でございます」

女王バチ「さぁ、どんどん売るのよ〜っ!」

働きバチ「はは!」






働きバチ「じょ、女王さま〜!」

女王バチ「またまた騒がしい、なによ!」

働きバチ「工事認可はほぼ解決して売上順調ですが、今度は材料代が」

女王バチ「何よそれ」

働きバチ「世界的好景気で蜂の巣材が高騰してて...」

女王バチ「・・・」

働きバチ「採算が大幅に悪化です、どうしましょうか」

女王バチ「・・・」

働きバチ「材料が数倍に、このままいけば採算割れもあり得ます!」

女王バチ「大丈夫よ、外資系の不動産投蜜が活発、いざとなれば...」

働きバチ「?」

女王バチ「巣をまるごと一棟売りよ! 投蜜対象になるわ」

働きバチ「なるほど、分かりました。このまま開発を進めます!」

女王バチ「そうよ、急ぎなさい!」

働きバチ「は、はひ〜」




(リーマンショック:金融危機の急拡大)




働きバチ「じ、じょ、女王さま〜っ!!!!」

女王バチ「な、なによ落ち着きなさい、騒がしい!」

働きバチ「外資大手投蜜会社が破綻しました〜っ」

女王バチ「? それがどうしたの?」

働きバチ「落ち着いている場合ではないです、一斉に投蜜が...」

女王バチ「はぁ?」

働きバチ「外資の不動産投蜜が一斉に引き上げられてるんですっ」

女王バチ「・・・」

働きバチ「もうどこもうちの物件を買ってくれませんよ!」

女王バチ「ええっ」

働きバチ「銀行もこんな業界に蜜は出せないって言ってきましたっ!」

女王バチ「なんですって!」

働きバチ「蜂蜜経済も急速に消費マインド悪化、マンションが売れません」

女王バチ「うちのハニカムマンションは最高よ、なのに?」

働きバチ「はぁ、ぱったり売れ行きが落ち込みました...」

女王バチ「今期大幅な業績悪化は避けられないじゃないの!」

働きバチ「はい」

女王バチ「はい、じゃないわよ、なんとかしないさいよ!!」

働きバチ「いや、こればっかりは...」

女王バチ「なにはともあれ経費削減よ、あんた今日から給与蜜なしね!」

働きバチ「そんなぁ〜」

女王バチ「あ、そうそう内定してた若いミツバチも採用不可能よ」

働きバチ「そ、そうでしょうねぇ...」

女王バチ「内定取り消しを急いで通知しなさい!」

働きバチ「わ、分かりました」





働きバチ「じょ、じょおうさ・・・ま・・・」

女王バチ「ど、どうしたの?」

働きバチ「内定取り消しを送ったのですが、大問題に...」

女王バチ「ええっ?」

働きバチ「マスコミでも大問題扱いしてて、内定取り消しを認めないって」

女王バチ「そんな、採用じゃなくて内定じゃない、取り消せないの?」

働きバチ「はぁ、国会でも取り扱われるような事態に...」

女王バチ「クマバチ議員はどうしてるのよ、ここで出番でしょ!」

働きバチ「それが、もう電話にも出てくれません」

女王バチ「や、役立たず!」

働きバチ「どうしましょう...」

女王バチ「販売会社のイメージダウンは避けたいわ、イメージ悪化は...」

働きバチ「では、内定はそのままで?」

女王バチ「馬鹿、この内情では無理でしょ、和解しなさい!」

働きバチ「?」

女王バチ「不動産価格が落ちてるのよ、売れない上に評価損発生よ!」

働きバチ「ええっ!」

女王バチ「今期は最悪の状態よ、蜜融危機よ、正直内定どころの問題ではないわ」

働きバチ「では...」

女王バチ「いくらか蜜を渡すのよ、なんとか和解してっ!」

働きバチ「かなり怒ってますけど...」

女王バチ「アシナガバチ弁護士と相談して対応するのよ!」

働きバチ「は、は・・・い・・・」




働きバチ「じ、じょ、じょ...」

女王バチ「死にそうじゃない、大丈夫?」

働きバチ「み、蜜をください…」

女王バチ「そんな余裕はないわ、で用件はなによ!」

働きバチ「いよいよ我々の蜜が底を尽きました」

女王バチ「・・・」

働きバチ「今月の支払い分、蜜が足りません」

女王バチ「どうしてこんなことに?」

働きバチ「残念ですが、法的措置の準備を...」

女王バチ「私は何か悪いことをしたのかしら...」

働きバチ「いえ、ただ、この経済の急展開を読めなかっただけです」

女王バチ「なによ、無能といいたいの?」

働きバチ「いえ、決してそのようなことはありませんが...」

女王バチ「何よその目は、私は女王よ、敬いなさい!」

働きバチ「それが...」

女王バチ「ん? 何よ!」

働きバチ「残念ながら、女王廃止(上場廃止)です!」

女王バチ「なんですって? リーマンのバチかぶるのはゴメンだわっ!」

働きバチ「うわっ、三度もバチかぶるを使った、さむい〜っ!」

女王バチ「う、うるさいわねっ、許さな・・いわ・・ ううっ心臓が痛い!」

働きバチ「こ、これはっ!」

女王バチ「うううっ、医者を呼んで〜」

働きバチ「これは、拡張型心筋症…あの手術しかない!」

女王バチ「な、なによ...」

働きバチ「“バチ”スタ手術!」

女王バチ「なっ・・・・・」

働きバチ「い、いかん、お〜い誰かAED持ってこ〜い」

    「 シ〜ン 」

働きバチ「もう誰もいないか...」




本日のニュースで流れました、日本綜合地所の破綻(会社更生法申請)
あまりの市場環境の変化の早さに、経営の立て直しが間に合わなかったのは容易に想像できます。
当初は大問題と話題になった内定取り消し問題、スムーズな結末ではなかったとはいえ、内定取り消し者50人強には100万円の補償金を支払い済みというのは、さらに悪化した景気状況下であっては、最大限の誠意を見せたといえるのではないかと思う次第です。
(逆に内定のままこの日を迎えていたら、補償も不可能だったでしょうし)

それにしても昨年の夏頃に、今の状態を予見できたでしょうか…
リーマンショックから始まった金融危機のすさまじさを感じます。

従業員の方々の雇用維持、確保、うまく進むことを祈ります。


(2009年02月06日 旧ゆったりねっと掲載)




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女王様 外来種語レッスンを始める...の巻(ミツバチの会話7) 18:18

(旧ゆったりねっとからの移行記事) 

 
女王バチ「Hello is work happy?」

働きバチ「・・・」

女王バチ「can you speak English?」

働きバチ「は、はぁあ?」

女王バチ「ちょっとあんたたち!」

働きバチ「は、はい!」

女王バチ「これからは蜂の巣社会もグローバル化の波がくるのよ!」

働きバチ「は、はぁ」

女王バチ「これからは外来種との壮絶な蜜争いになるかもしれないの!」

働きバチ「そうなんですか...」

女王バチ「はぁ、ダメね、そんなことでは戦えないわ」

働きバチ「すみません...」

女王バチ「なら、あなたも我が蜂の巣が始めた外来種語レッスンを受けるのよ!」

働きバチ「なんですか、ソレ」

女王バチ「蜜前留学レッスンよ!!」

働きバチ「は、はい...」

女王バチ「キャラクターもいるわよ、ハチウサギよ」

働きバチ「そ、想像できないですけど...」

女王バチ「まぁいいわ、すぐにレッスン受けなさい!! いいわねっ!!!」

働きバチ「はひ〜っ!」





女王バチ「Hello is work happy?」

働きバチ「It is very satisfactory.」(エキサイト翻訳、合ってるかな〜^^)

女王バチ「そう、それならいいわ、上達したじゃないの?」

働きバチ「ありがとうございます。」

女王バチ「では、本格的に全国展開よ、主要な蜂の巣前にどんどん出店よ!!」

働きバチ「了解!!」





女王バチ「ふふ、蜂の巣業界での外来種語教室としてはダントツのシェアね」

働きバチ「はい、不動の地位になりつつあります」

女王バチ「ハチウサギも人気急上昇よ、ふふふ」

働きバチ「いまだに想像できないのですが...」

女王バチ「まだ見てない? ま、いいわ。どんどん会員ミツバチを増やしなさい」

働きバチ「分かりました、では女王様、キャンペーンを行ってもいいですか?」

女王バチ「何よ、キャンペーンって」

働きバチ「通常のレッスン料をまとめて購入で安くするんです」

女王バチ「いいじゃないの、どうするの?」

働きバチ「レッスン料1,000ハニーのところ、20回分で10,000ハニーでは?」

女王バチ「半額じゃないの!」

働きバチ「ええ、でもここは勝負に出るときです!」

女王バチ「ふふ、面白いわね、やりなさい!」

働きバチ「ははっ」





働きバチ「女王さま!」

女王バチ「何? どうしたの」

働きバチ「キャンペーン大成功です、会員ミツバチ数が急上昇です!」

女王バチ「やったじゃないの、ふふふ、これで業績拡大間違いなしだわ」

働きバチ「はい!」

女王バチ「この調子でどんどんいくのよ!」

働きバチ「おまかせください!!」





働きバチ「じょ、女王様〜っ!」

女王バチ「いつも騒がしいわね、どうしたのよ」

働きバチ「会員ミツバチからクレームが増えてます!」

女王バチ「えっ、どういうこと?」

働きバチ「自分に合った時間にレッスンと宣伝しても、講師バチの数が足りず..」

女王バチ「会員ミツバチの都合の良い時間にレッスンできないってことね?」

働きバチ「そうなんです...」

女王バチ「ううん、講師バチを増やそうにもコストかかるし...」

働きバチ「解約を申し出るミツバチも増えてます、どうしましょうか」

女王バチ「応じるしかない、でも実施したレッスン料を1000ハニーとして減算よ」

働きバチ「えっ、では、5回のレッスンを受けていれば、返却は5,000ハニー?」

女王バチ「そうよ」

働きバチ「7500ハニーを返却しなくて大丈夫でしょうか?」

女王バチ「20回セットだから安いのよね? 途中で止めたらペナルティでしょ?」

働きバチ「そういわれるとそうですね」

女王バチ「事務的な対応で大丈夫よ、やりなさい!」

働きバチ「了解しました」





働きバチ「じょ、じょ、女王さま〜っ!」

女王バチ「今度はどうしたのよ」

働きバチ「例の会員ミツバチが裁判所に訴えていた件ですが!」

女王バチ「あの件ね、アシナガ弁護士にまかせておけば大丈夫よ」

働きバチ「そ、それが...」

女王バチ「えっ、どうしたの、まさか?」

働きバチ「はい、敗訴なんです!!」

女王バチ「なんですって〜っ!」

働きバチ「差額を会員に返却しなさいってことで...」

女王バチ「そんなお金の余裕ないじゃない!」

働きバチ「・・・」

女王バチ「クマバチ代議士に連絡とりなさい!」

働きバチ「そ、それが...通常蜂の巣総会が忙しいとやらで...」

女王バチ「電話に出ないの?」

働きバチ「秘書ミツバチは出るのですが...とりついでもらえません」

女王バチ「あれだけ蜜だけに貢がせて、役立たず!!」

働きバチ「面白いです^^、この事態の中でもさすがですね。」

女王バチ「そんな“おべんちゃら”も役に立たたないわよ!」

働きバチ「さ、さらに業務停止命令が...新規会員ミツバチが獲得できません!」

女王バチ「・・・」

働きバチ「財務部門から、資金繰りが厳しいと連絡が。家賃蜜が払えない模様と」

女王バチ「資金ショートだわ...その上レッスン料を返却ですって〜っ」

働きバチ「どこか大手蜂の巣に支援してもらいましょうよ」

女王バチ「この事態を想定して探してはいたのだけど...」

働きバチ「?」

女王バチ「企業イメージが悪いって及び腰なのよ、さらにこの判決では...」

働きバチ「そうですか...」

女王バチ「ハチウサギのライセンス商売も考えていたのに...これもボツだわ」

働きバチ「そりゃそーですよね、未だに想像できないけど、ムリムリ」

女王バチ「何よ、その言い方、気に入らないわ」

働きバチ「いつものように「バチかぶる」って言います?」

女王バチ「何言ってんのよ、あんたがキャンペーンを言い出すからでしょ!」

働きバチ「ええっ!? 返却方法を決めたのは女王様ですよ!」

女王バチ「いいやっ、あんたのせいよ!」

働きバチ「グローバル化ですよね? ぷ、うちの蜂の巣はできてないですよ!」

女王バチ「あんた、私をダレだと思ってるの」

働きバチ「はぁ? ハチでしょ?」

女王バチ「頭にくるわね、女王なのよ、もっと態度に示しなさい!」

働きバチ「ふ、遅れてる〜、もう蜂の巣取引所が決定してます、女王廃止って!」

女王バチ「なんですってっ!」

働きバチ「はやく再建支援蜂の巣が見つからないかな〜」

女王バチ「何言ってるのよ、再建してやるわよ〜・・・・・・・・・・



女王廃止はいやぁあああああああ・・・・・・・



例の一件がモチーフではあります。
被害者の方の救済はとても満足いくものとは思えず、こういった内容を書くことに少々ためらいもありましたが、上場廃止と女王廃止をかけてのストーリー展開を行っておりまして、ここはあまり深く考えずにお読み頂ければ幸いです。

また、講師の方々の再就職が順調に進みますことをお祈りいたします。


(2008年02月29日 旧ゆったりねっと掲載)




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危険なM&A ミツバチの会話(6) 08:41

(旧ゆったりねっとからの移行記事) 


女王バチ「ちょっとあんたんたち!」

働きバチ「は、はぁ」

女王バチ「あいかわらず気の抜けた返事ね!」

働きバチ「・・・」

女王バチ「まあいいわ、人間界ではまた企業の上場廃止らしいわよ」

働きバチ「そのようですね」

女王バチ「やはり計画性が重要よ、その点私は気をつけてるわ」

働きバチ「さすが女王様」

女王バチ「これでも蜂の巣取引所に登録される注目の蜂の巣だからね、君たち?」

働きバチ「お遣えできて幸せです」

女王バチ「ほほほ、わかっているわねぇ」

働きバチ「(ったく..)」

女王バチ「ん?何か言った?」

働きバチ「い、いいえ」

女王バチ「まあいいわ、あのね私の蜂の巣はまだまだ業績拡大が必要よ」

働きバチ「大手蜂の巣はまだまだ大きいですからね」

女王バチ「そうよ、ここは積極的に見込みのある蜂の巣をM&Aよ」

働きバチ「でもどのような?」

女王バチ「そうね、IT系、バイオ系蜂の巣がこれから脚光浴びるわ!」

働きバチ「分かりました、ではどこを買収される計画で?」

女王バチ「最先端バイオ合成蜂の巣、IT蜂の巣物流、ナノテク蜂の巣プラント」

働きバチ「手元の流動蜂蜜じゃぜんぜん買えませんよ!」

女王バチ「今が大事よ、蜂蜜貸付所から借りまくってでも買収しなさい!!」

働きバチ「は、はぁ、それって計画的ですか?」

女王バチ「何? さっさとやりなさい、このご時勢「即断」「即決」でしょ!!」

働きバチ「ひゃ、分かりました!」




・・・・




働きバチ「女王様!」

女王バチ「なによ、うるさいわね」

働きバチ「今月の蜂蜜貸付所への返済蜂蜜が足りません」

女王バチ「えっ! あんたたちの集蜜活動が足りないんじゃないの!」

働きバチ「そもそもうちの巣の規模からして巨額の借入蜂蜜なんです、無理です」

女王バチ「まずいわ、返済できないとなったら...」

働きバチ「間違いなく女王廃止です!」

女王バチ「心配いらないわ、投資先の蜂の巣はどう? 売却よ!」

働きバチ「それが...」

女王バチ「どうしたのよ?」

働きバチ「過大な計画に実績未達、ナノテク蜂の巣プラントの価値は急低下...」

女王バチ「・・・」

働きバチ「自然派・健康ブーム到来で、最先端バイオ合成蜂の巣が破綻寸前!」

女王バチ「・・・・・・あ、IT蜂の巣物流はどうなのよ!!」

働きバチ「IT蜂の巣物流は、先進性はあれど実用に乏しいとして、事業停止」

女王バチ「どうなってるのよ!!!」

働きバチ「どれも買収時より価値が1/10以下に下がってしまいました」

女王バチ「それじゃ売却しても蜂蜜貸付所への返済できないじゃないの!」

働きバチ「はい、それに現在の価値で再評価したら債務超過決定です」

女王バチ「返済蜂蜜不足、債務超過...ああ〜っ」

働きバチ「やはり計画性が重要ですね」

女王バチ「う、うるさいわよ、あんたたちがしっかりしないからよっ!!!」

働きバチ「ええっ、そんなこと言われても〜」

女王バチ「私の判断は間違ってなかったわ、そうよ、絶対、たぶん...」

働きバチ「残念ですが...」

女王バチ「うぎゃ、えいえい、くそぉ(ドスン!バタン!)」

働きバチ「そんなモノに当たらなくても、あ、“女王バチらかす”ですね」

女王バチ「あ!? 面白くなわよ、ええい、食ってやるっ!」

働きバチ「ぎゃぁ、やめてくださ〜い」


ミツバチの会話
(前に使った画像だけど^^)


女王バチ「ぎぃいやぁあああああああああ」


こうしてまたひとつ、新興蜂の巣が消えていくのでした....


(2007年10月20日 旧ゆったりねっと掲載)

 




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