旋盤の防塵対策 | 13:03 |
再々度...賃貸アパートの自宅に木工旋盤があるゆったり人です^^
さて...
スクロールチャックの回るすぐそばで木材を削るのは危ない、として金属製ブックエンドを利用して怪我防止の安全仕切板を設置しました。
安全になったな〜と作業をしていると、スクロールチャックに替える前の"板プラス+ステンレス皿”での使用状況と比べると、細かい木屑・木粉の辺りへの飛散量が増した感じ。
上の写真で分かりますが、奥に換気扇を設置して塩ビパイプを通り室外へ排気するようにしています。
旋盤の両側、上部奥側を板で囲うことで旋盤付近の排気効率を上げているつもり...
念のため...排気経路に段差を設けてゴミが溜まるようにしているのと、塩ビパイプ長がそれなりにあることからパイプ内でも粉状のゴミが落ちて、外部にゴミをまき散らすことにはなってませんのであしからず(笑)
そのような排気環境は変わらないところ、"板プラス+ステンレス皿”による木工作業に比べると、スクロールチャック時は飛び散る木屑が明らかに増えてます。
回転数は同じで削る対象も大差なし、なんでかな〜と確認しますと...
写真中央部に写ってますが、安全仕切板に削る対象を差し込む穴を開口しています。
スクロールチャックを回転させると、こういった形状のものですからスクロールチャックから回転方向放射状に広がる空気の流れが発生し、そのため開口部から空気を吸い込む流れが出来ていました。
木を削る際にサンドペーパーを当てたらよくわかりますが、開口部の隙間からぐんぐん木粉が吸い込まれていきます。
よって、吸い込まれた木屑はスクロールチャックから放射状にまき散らされて、結果的に"板プラス+ステンレス皿”の時より木屑、木粉が飛び散っていたんです。
それならばと、その場しのぎながら厚紙を置いたりして対処してみましたが、やはり使い勝手がよくありません。
そこで...
また金属製ブックエンドを100円ショップから買ってきました。
幅サイズの違いで二つ。
で、かっこ悪いですが設置場所のサイズに合わせてぐにっと曲げて、両面テープでペタリ。
そして安全仕切板の手前側に隙間ができますので、手元にあったアクリル板をこれまたぐにっと曲げて両面テープで貼り付け。
なんちゃってな感じですが...今回のコレを飛散防止板と呼びましょう^^
旋盤モーター部本体の上に置くようにして手前までカバーしよう、という計画。
スクロールチャック部は、削る対象木材の固定に毎回レバーを差し込み回す操作が必要ですから、飛散防止板をしっかりと固定することはできませんし、ちょっとした手間も増やしたくありません。
簡単に置くだけがよろしい...
はい、置いただけ、こんな感じ。
これで、スクロールチャックの手前側は囲われたことになります。
使用感は...
安全仕切板の右側で、削る(挽く)作業において直接飛び散る木屑は致し方ありませんが、スクロールチャックに吸われて飛び出してくる木屑はなくなりましたので、目に見えて飛散量減少、すばらしい!
また、"板プラス+ステンレス皿”時の作業後、眼鏡を確認すると木粉がうっすらと付着していて作業後は洗っていましたが、今回の飛散防止板を使用するようなると眼鏡への木粉付着はなくなりました、これは嬉しい。
サンドペーパーで出る木粉を見ていると分かりますが、奥の換気扇にも直接吸われる流れに加えて、スクロールチャックの吸引効果で安全仕切板の開口部からも勢い良く吸い込まれる流れが生まれ、削る対象が小さいこともあって木粉についてはほぼほぼ室内飛散を抑制できたようです。
快適作業環境になりました^^